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小説「ノンちゃん雲に乗る」や「クマのプーさん」の翻訳などで知られる児童文学作家、石井桃子さんが平成20年4月に101歳の生涯を閉じて間もなく2年。世田谷文学館(世田谷区南烏山)は2月6日から4月11日まで、没後初の回顧展「石井さんの本はみんなの宝もの 石井桃子展」を開く。創作、翻訳、編集者、文庫活動−と、幅広く活躍した生涯を300点以上の資料で紹介する。 石井桃子さんは埼玉県出身。子供時代から読書好きで、大学卒業後、文芸春秋社などで編集者として英米児童文学を紹介。自ら翻訳、昭和15年に岩波書店から出版した「クマのプーさん」は戦前の子供を夢中にさせ、人気を定着させた。 戦後は「ノンちゃん雲に乗る」などの児童文学を創作。「ピーターラビットのおはなし」「ちいさなうさこちゃん」などの絵本を翻訳する一方、昭和33年に子供図書館の先駆となる「かつら文庫」を創設。40年発刊の「子どもの図書館」は全国に広がる文庫活動のきっかけになった。晩年まで創作意欲は衰えなかった。 回顧展は推敲(すいこう)の跡がうかがえる書き込みが入った原書、執筆に使っていた筆記具や辞書などの愛用品、写真、書斎で保管していた自身の著作などの書籍が紹介される。 同館学芸員、小池智子さんは「石井桃子の名前を知らなかった人も、作品は必ず触れたことがあるはず。『これが全部、石井先生の本か』という驚きがあふれた展覧会になると思う。先生の業績に触れ、作品を読み直すきっかけにしてほしい」と話している。 観覧料一般700円。原則月曜休館。【問】TEL03・5374・9111。 ・ <秋葉原殺傷>「事実明かし償う」加藤被告表情硬く(毎日新聞) ・ 関電子会社係長ら書類送検=舞鶴発電所の3人死傷事故−京都府警(時事通信) ・ 山崎拓氏、離党の公算大…自民は公認の考えなし(読売新聞) ・ 大阪・堺で2人組タクシー強盗(産経新聞) ・ NHK 福地会長、任期満了前に辞任の意向(毎日新聞)
by pgnkqmlubt
| 2010-02-03 02:00
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